愛犬クム(オス)のしつけに本格的に取り組んで数日が経ちました。
本屋で出会ったしつけ本を参考にしているのですが、犬の習性を知ると、飼い主が色々勘違いしていることが多いことが原因のようです。
毎日少しずつ訓練していますが、結構、効果が出てきました。
習性と方法さえ理解すれば案外簡単に良い子になるのではないかな?という実感が出てきました。
なぜしつけができないのか?
この子まだ子供だからやんちゃなんだなんて、目を細くしてみていませんか?
犬の行動やしぐさを見てかわいな~とか、自分が好かれているな~思っていることは実は、犬にとっては、飼い主を下に見ている行動だったりします。
素人考えで、こうすればそのうち覚えてくれるだろうとか、大きい声や低い声を出して怒れば、そのうち言うことを聞くのでは?なんていうのは幻です(笑)
毎日、エサをあげて、散歩に連れてって、抱っこして可愛がっているのに、実は犬にバカにされてることが、しつけができない原因かもしれないんです!
かわいい?その行動は飼い主を下に見てる証拠
え~これって、バカにされてるの?!
以下の行動は、私がかわいいとか仕方ないと思っていたクムの行動だったんですが、実は主従関係ができていなかったがために、本能的にやっている行動だったんです!
ちょっとショック!
- 散歩に行くとリードをくわえて首を振る
- 家に帰ってくるとぴょんぴょん跳ねる
- 散歩中にグイグイ引っ張る
- マーキングする
- ソファーに座っていると横に飛び乗ってくる
- 甘噛みする
あなたも聞いたことがあると思いますが、犬はもともと群れで行動するオオカミの習性をもった生き物です。
群れの中では上下関係がはっきりあって、リーダーの言う事は絶対です。
上にあげたいずれの行動も、自分がリーダー、もしくは自分の方がエライと思っている犬の行動なんです。
愛犬を良い子にしつけたいと思うなら、まず、主従関係をしっかり築くことが早道のようです。
1日たった5分で主従関係ができる方法
本の中で紹介されていた、1日たった5分で主従関係ができる方法「ホールドスティル&マズルコントロール」というのをやってみましたが、数回で効果がはっきり見えてきました。
さらに、前より信頼関係が強くなったように感じます。
とても簡単なので是非、やってみてください。
ホールドスティル&マズルコントロールのやり方
1、腰を落として膝をつき、股の間に犬を後ろからはさみ、胸の中に入れるように抱きかかえます。
犬の背中と胸をぴったりとくっつけ、犬が動けないように隙間を作らないようにします。
慣れないうちは、嫌がって暴れる犬もいますが、鳴こうが騒ごうが絶対に離してはいけません。
心を鬼にしてください!
これがホールドスティルです。
次に、
これが大事です。
2、ホールドスティルの状態から、片方の手で犬のマズル(口)を下からつかみます。
片方の手は犬の胸元を抑えしっかりホールドしてください。
クムはホールドスティルよりさらに嫌がりました。
が、ここで負けては主従関係は築けません!
3、つかんだマズルを上下、左右、ぐるりと回します。
犬の社会では下の者が上のものに触ることはないし、許されない行為なんだそうです。
なのにがっちりロックされ、触られるのが屈辱的なマズルをグリグリされるのですから、自分は下なんだという、従属意識が高まって立場が逆転するということなんです。
これがマズルコントロールです
ちなみに、猫なで声で名前を呼んだり、こちらからすり寄って行ったり、ワンワン吠えれば「どうちたの~」というあなたの行動は、犬の社会では下の者が上の者に媚びる行為です。
人間の社会もそうですね(苦笑)
そりゃ言うこと聞くはずがありません。
まとめ
犬のしつけはまず、主従関係をしっかり築くことが第一歩です。
本当は小さいうちからやっておけば良いのですが、大きくなっても大丈夫のようです。
ウチのクムは1歳を過ぎて遅いのかな?と思いましたが、ホールドスティル&マズルコントロールを始めたところ、数回で効果を実感することができました。
トイレや無駄吠えなど、まだしつけなくてはならないところはありますが、結構、言うことは聞くようになってきましたので、これからも地道にやってこうと思います。